英検1級合格後にやるべきこと5選を紹介!【勉強をやめてしまってはもったいない】

英検1級合格後に勉強をやめてはもったいない

英検1級に合格された皆様は本当におめでとうございます!昼過ぎに緊張の面持ちの中、スマホやパソコンで英検1級の合格通知画面を見た瞬間は嬉しさがこみ上げてくると共に、正直ホッとした方も多いのではないでしょうか?

しかしここで燃え尽きて英語学習をやめてしまうのは非常にもったいない事です。

周囲に英検1級のステータスを自慢するために受験した人はともかく、仕事で高度な英語が使えるようになりたい人、外国人とより深い話がしたい人、英語で海外の情報を得たい人にとってはむしろここがスタート地点と言っても過言ではありません。

私自身も英検1級合格後に新たな目標を見失い数年間の空白期間を過ごしてしまった事を深く反省しています。その間に一部の語彙は忘れてしまいTOEICなどの長文を読む速度も随分と遅くなりました。

そこで当記事では皆様のこれまでの努力が無駄にならないように、英検1級に合格した人が今後やるべき事5つを紹介します。

英検1級合格後にやるべきこと5選を一挙紹介!

英検1級合格後にやるべきこと5選とはずばり以下の通りです。

  • 他の難関英語資格への挑戦
  • イディオム・口語表現の強化
  • 生の英語に対するリスニング力の強化
  • 洋書や海外雑誌を愉しむ
  • SNSや副業でのアウトプット

それぞれの内容についてもう少し詳しく見てみましょう。

合格後にやるべきこと① 他の難関英語資格への挑戦

英検1級に合格した人が一番最初に思いつくことが、TOEIC満点国連英検特A級など更なる難関資格への挑戦ではないでしょうか。

これらの資格は英検1級合格よりも取得が難しいとされています。例えばTOEIC満点はリーディングパートでミスがほぼ許されず、国連英検特A級は英検1級の単語が砂漠のオアシスに感じるほどに高い語彙力がなければ合格の足元にも及びません。

また将来的に海外移住や留学を検討している人は、TOEFLやIELTSで高得点を目指してもよいでしょう。

英検1級合格後の学習ロードマップ(TOEIC満点と国連英検特A級の取得を目指すルート)の例としてはなみすけ様のブログ記事が大変参考になります。

合格後にやるべきこと② イディオム・口語表現の強化

試験対策の英語から離れて、イディオム(慣用表現や口語表現)について勉強するのもおすすめです。

英検の問題の特徴として、単語や句動詞(live up toなど)の出題に関しては手厚いものの、句動詞以外のイディオムや口語表現の出題はかなり少ないことが挙げられます。

2級までは大学受験で問われるようなイディオムが出題されることもありますが、ネイティブスピーカーが使う表現の幅と比較すると非常に限定的です。

もし下に挙げるようなイディオムや口語表現を聞いたことがないのであれば、一旦試験勉強から離れてこれらの表現を勉強してみることもおすすめです。海外ドラマや洋書をより楽しめるようになるかもしれません。

英検や大学受験では学習しにくい口語表現の例

  • son of a gun やばいね!
  • be likes peas in a pod 瓜二つだ
  • the nuts and bolts of ~ についての基礎的な知識

合格後にやるべきこと③ 生の英語に対するリスニング力の強化

英検1級はリスニングパートも難易度は低くなく、特にPart2では長文で繰り広げられる講義や説明を聞いて回答しなければならず、多くの受験生を苦しめています。

一方でリスニングの音声自体はスタジオで録音されたものであり非常に明瞭です。またスラングなどを使うこともなく一定の語彙力があれば日本人にも理解しやすい内容になっています。

しかしながら英語圏での生活や海外ドラマで聞こえる英語は、雑音が混じる上に口語表現のオンパレードであり、ある意味英検より聞き取りが難しいと言えます。

Youtubeや海外ドラマを視聴することも良いですが、「English Journal」や「リスニング難度A+」などの書籍を利用すれば英文のスクリプトや慣用表現も確認しながら効率よく生の英語のリスニング練習が行えます。

※「English Journal」は2022年12月をもって休刊となりました。後継となるEnglish Journal Bookに関する記事はこちらです。

合格後にやるべきこと④ 洋書や海外雑誌などを愉しむ 

勉強や資格対策としての長文読解ではなく、ネイティブスピーカー向けの文章(学習者向けではない)を愉しむことが出来るようになるのも英検1級合格者の特権だと思われます。

読む文章にもよりますが、1級合格に必要な12000語レベルの語彙力があれば毎ページ辞書が手放せない事は減っていくことでしょう。

一方で大人向けの洋書では、英検1級レベルを大きく上回る英単語もちらほらと見られ、更なる語彙力強化の必要性を痛感する人もいると思います。

洋書(ペーパーバック)を読み始めるタイミングについて知りたい方は下記の記事もおすすめです。

合格後にやるべきこと⑤ SNSや副業でのアウトプット

英検1級を目指すに向けて培った英語力や学習の知識を利用して、SNSでの発信活動翻訳などの副業に挑戦してみることも良いアイデアです。

個人的な体験を基としますが、中学や高校の英語教師でも英検1級を保有している人は多くありません。英検1級に合格できたならば、教科自体の指導力は別にしても、英語学習で学んだことを周りに伝えるための十分な英語力があることを証明できるでしょう。

ただしSNSの中には、もりてつさんや一ノ瀬さんなどの英語学習界隈の覇者だけではなく、一般人でもTOEIC満点や国連英検特A級合格の報告をする人がゴロゴロいるため、そのような凄い方々と比較して落ち込むことだけは避けるべきです。

まとめ

今回は英検1級に合格した人が燃え尽き症候群に陥って今後の目標を見失うことがないように、これからやるべき事と今後の英語学習のアイデアについて簡単に紹介しました。

自分自身も当記事を書いている中で英語学習に終わりはない事をひしひしと感じています。更なる高みへを目指す仲間が増えれば大変ありがたいと思います。

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