立教大学を受験するのにCSEスコア2450点が必要らしいけど
準1級で何割正解すればいいのか分からないわ。
CSEスコアで2150点に届くためには2級と準1級
どちらを受験すべきかな?
大学受験で英検を利用する高校生が急増中
近年大学受験で英検を利用する高校生が急増しています。
旺文社の調査によると英語の外部試験入試利用者の内、約90%が英検を利用しているとしています。
また近年では単に指定の級に合格するだけではなく、大学ごとに指定されたCSEスコアを取る必要があるケースも増えています。
しかしながら目標とするCSEスコアを獲得するためには、英検の試験において何割(何問)正答するべきか分からない受験生も多いと思います。
そこて当記事では主にMARCHや日東駒専を受験する受験生に向けて必要となるCSEスコアを取るために求められる正答率を解説します。
そもそも大学受験で必要な英検の級やCSEスコアとは?
有名私立大学(MARCH・日東駒専など)で必要な英検の級は準1級または2級、CSEスコアは1980点(2級ギリギリ合格)・2150点(2級高得点合格)・2304点(準1級ギリギリ合格)・2450点(準1級高得点合格)付近に設定されることが多いです。
大学別の必要なCSEスコアの一部は武田塾のブログ記事にも詳しく掲載されています。
MARCH編:https://www.takeda.tv/kumagaya/advice/post-230778/
日東駒専編:https://www.takeda.tv/kumagaya/advice/post-229809/
次に大学受験で使われる準1級と2級で出願や得点加算に必要なCSEスコアを取るために必要な技能別の正答率を紹介します。
2級で目標のCSEスコアを取るために必要な正答率
まずは2級で必要なCESスコアを取るために必要な正答率について確認しましょう。
2級で目標にすべきCSEスコアとして合格最低点の1980点や高得点合格の2150点があり、満点近く得点できれば準1級合格相当である2304点以上も獲得できる可能性があります。
1980点を獲得するためにはリーディングとリスニングで6割5分以上の正答率を確保し、かつライティングで11点以上取る必要があります。
2150点を獲得するためにはリーディングとリスニングで8割以上の正答率を確保し、かつライティングで13点以上取る必要があります。
準1級合格相当のCSEスコアである2304点を獲得するにはすべての技能で9割以上の正答率が求められます。
ただし2級でCSEスコア2304点を超えた場合でも、2級ではなく準1級合格を条件とする大学も少なくないため、注意しましょう。
各目標点を確保するために必要な技能別の正答率は下表の通りです。2級では正答率別CSEスコア換算表が作成されていないため、当ブログにて学習塾やTwitterの結果報告をまとめて作成しています。
目標CSEスコア | R(リーディング) | L(リスニング) | W(ライティング) | S(スピーキング) |
1980 (2級ギリ合格) |
60~65% (19~20/31) |
60~65% (18~20/30) |
70% (22/32) |
60% (20~22/33) |
2150 (2級高得点) |
75~80% (23~25/31) |
75~80% (23~24/30) |
80% (26/32) |
65% (23~26/33) |
2304 (準1級ギリ合格) |
90~95% (28~30/31) |
90% (27~29/30) |
90% (29/32) |
90% (30~32/33) |
準1級で目標のCSEスコアを取るために必要な正答率
次に準1級で必要なCSEスコアを取るために必要な正答率について確認しましょう。
準1級で目標にすべきCSEスコアとして合格最低点の2304点や高得点合格の2450点があります。
2304点を獲得するためにはリーディングとリスニングで7割以上の正答率を確保し、かつライティングで13点以上取る必要があります。
2450点を獲得するためにはリーディングとリスニングで8割5分以上の正答率を確保し、かつライティングで14点以上取る必要があります。
ただしライティングで満点が取れた場合はCSEスコアが100点以上上昇するため、リーディングとリスニングで8割を切る正答率であっても2450点以上になる受験生もいます。
各目標点を確保するために必要な技能別の正答率は下表の通りです。この表は2022年第2回から2023年第1回までの正答率別CSEスコア換算表(おこたブログ様、くりなの英検倉庫様から引用)から算出しました。
目標CSEスコア | R(リーディング) | L(リスニング) | W(ライティング) | S(スピーキング) |
2150 (2級高得点) |
45~50% (14~16/31) |
40~50% (12~15/29) |
70% (22/32) |
60% (20~22/38) |
2304 (準1級ギリ合格) |
70~75% (22~23/31) |
60~75% (17~21/29) |
80% (26/32) |
65% (23~26/38) |
2450 (準1級高得点) |
85~90% (26~28/31) |
75~85% (22~25/29) |
90% (29/32) |
75% (28~29/38) |
CSEスコア2150点
英検準1級で2150点を上回るためには、R・L・Wで555点以上、Sで500点以上を確保する必要があります。2022年第2回から2023年第3回までの本試験において上記の点数を確保できる素点は以下の表の通りです。
R/L/W 555点 S 500点 |
R(リーディング) |
L(リスニング) | W(ライティング) | S(スピーキング) |
2023年第1回 | 44% (18/41) |
41% (12/29) |
69% (11/16) |
53% (20/38) |
2022年第3回 | 44% (18/41) |
45% (13/29) |
69% (11/16) |
53% (20/38) |
2022年第2回 | 51% (21/41) |
52% (15/29) |
69% (11/16) |
58% (22/38) |
CSEスコア2304点
英検準1級で2304点を上回るためには、R・L・Wで600点以上、Sで512点以上を確保する必要があります。2022年第2回から2023年第3回までの本試験において上記の点数を確保できる素点は以下の表の通りです。
R/L/W 555点 S 500点 |
R(リーディング) |
L(リスニング) | W(ライティング) | S(スピーキング) |
2023年第1回 | 68% (28/41) |
59% (17/29) |
81% (13/16) |
61% (23/38) |
2022年第3回 | 68% (28/41) |
66% (19/29) |
81% (13/16) |
68% (26/38) |
2022年第2回 | 76% (31/41) |
72% (21/29) |
81% (13/16) |
63% (24/38) |
CSEスコア2450点
英検準1級で2450点を上回るためには、R・L・Wで640点以上、Sで540点以上を確保する必要があります。2022年第2回から2023年第3回までの本試験において上記の点数を確保できる素点は以下の表の通りです。
R/L/W 555点 S 500点 |
R(リーディング) |
L(リスニング) | W(ライティング) | S(スピーキング) |
2023年第1回 | 85% (35/41) |
76% (22/29) |
88% (14/16) |
74% (28/38) |
2022年第3回 | 85% (35/41) |
83% (24/29) |
88% (14/16) |
76% (29/38) |
2022年第2回 | 90% (37/41) |
86% (25/29) |
88% (14/16) |
76% (29/38) |
まとめ
今回は大学受験で必要な目標CSEスコアを取るための正答率について解説しましたが、試験ごとにある程度のばらつきがあること、そしてライティングは必ず高得点が求められることがお分かりいただけたと思います。
また立教大学の英検利用入試で英語満点を取るためのCSEスコアが2450に引き上げられたことが話題になりましたが、準1級でCSE2450以上を目指す場合には、リーディング9割、リスニングでも8割5分とかなりの正答率を叩き出すことが求められますので、受験学年になる前からしっかりと対策を取る必要があるでしょう。