ハロートーク(Hellotalk)は様々な国籍の人と気軽にメッセージ交換をしたりグループ通話をしたりするアプリです。
ほとんどの人は私たちと同様純粋に国際交流や言語交換をしたい方ですが、中には初心者を狙った詐欺師も登録しています。
今回は実際に私が体験した詐欺師の手口を紹介しつつ、危険人物(詐欺師)を避けて楽しく国際交流を楽しむコツを紹介します。
ハロートークは言語交換アプリ
ハロートークは言語交換を通して世界中の人と会話できるアプリです。
基本無料で利用することができますが、有料版に申し込むことで、一日に見れるプロフィールの数を増やすことが出来たり、後述するボイスルーム(グループ通話)の利用制限を解除したりすることができます。

HTを始めたばかりの人は詐欺師に注意!
ハロートークを始めたばかりの人が一番気を付けるべきことは詐欺師を避けることです。
ここ数年でSNS投資詐欺およびロマンス詐欺の認知件数が急増しており、令和6年のSNS型投資詐欺の被害額は1271億円にのぼり、そのうち約1/3が国際ロマンス詐欺(外国人を名乗る人からのメッセージ)となっています。

実際に遭遇した詐欺師の手口を公開
当記事では実際にハロートークで発生した詐欺師とのやり取りをベースに事例をその手口を紹介します。
事例① 自称香港美女からのダイレクトメッセージ
登録してから間もなく中国人女性を思われる人から突然ダイレクトメッセージが届きました。彼女は日本語を勉強したいとのことで、挨拶から始まり一通りの自己紹介をしました。
翌日彼女はハロートークだと面倒くさいからLINEやWhatAppでやりとりしないかと提案します。
彼女とLINEで友達になると、向こうからかなりこまめにメッセージが来るように。「今何してるの?」「昼ごはんは?」など、まるで付き合っているかのような距離感を演出します。
話題がお互いの仕事の話になると、彼女から「普段は事務の仕事をしているけど、副業でファッションのオンラインショップをやってるの」と告げられました。
そして「あなたにもオンラインショップの出店方法を教えてあげるから一緒にやらないか」と言われました。
こちらが副業禁止を理由に断ると、「副業を許可しない会社なんでクソ野郎だ!」と突然態度を豹変させたのです。
オンラインショップ出店詐欺の詳しい解説についてはこちらを参照ください。

事例② 日本に憧れる海運業月収300万円女性
もう一つの事例は、イギリス在住を名乗る海運業の方です。こちらもしばらくハロートークでのやり取りののち、LINEでやり取りをしようと提案がありました。
LINEでのやり取りでは、ことある度に「早く日本に行きたい…」「今の生活から抜け出して日本でビジネスがしたい」とつぶやいてきます。
怪しいと感じこちらが「なぜすぐにハロートークをやめたのか」と伺うと、「登録したらナンパのメッセージが沢山くるから」と上手いこと切り返してきます。
その後しばらくして「会社からオーストラリア行きのスタッフに選ばれた」「イギリスからオーストラリアを経由して日本に来る」ということを言い出しました。
「オーストラリアに行くときに荷物を持っていけないから直接日本に荷物を送りたい」「あなたの家に荷物を送るから住所と電話番号を教えてほしい」と頼んできました。
国民生活センターでも同様の詐欺の被害事例が報告されています。
⚠実際に騙されてしまった人も…(男女問わず)
ハロートークとは限りませんが、国際交流系のアプリをきっかけとしたやり取りで、数百万円以上だまし取られる事件も少なくありません。(中には被害額1億円以上の事件も)
佐賀北署は25日、佐賀市の60代女性が交流サイト(SNS)を使った国際ロマンス詐欺に遭い、暗号資産約419万円相当をだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。
西日本新聞 2025/8/25
署によると、被害者は4月24日から、SNSを通じて知り合った外国籍の男性を名乗る者とやりとりするようになった。その中で「黙ってあなたに私の愛をあげることしかできません」などと恋愛感情を抱いているかのようなメッセージが送られた。さらに「ギャンブルでも投資でもない、両替することで毎日少しずつ貯金が増えるだけで何の損もありません、1日に1,300円くらい利益が出ます」などともうけ話を持ちかけられた。5月10日から7月15日までの間、計18回にわたり、指定されたアドレスに暗号資産を送金し、だまし取られたという。
同署は「SNSでのやりとりをする中で投資や副業などのもうけ話を持ちかけ、現金や暗号資産を送金させる手口の詐欺が多発しています。ネットでの投資や副業話は詐欺を疑ってください」と注意喚起している。
国際ロマンス詐欺は男女や年齢問わず被害発生中
国際ロマンス詐欺は性別問わず幅広い被害者が発生しています。
警察庁が公表しているSNS型ロマンス詐欺(国際ロマンス詐欺含む)の被害者は男性62.3%、女性37.7%となっており、男女ともに40~60代の割合が高くなっています。
多額の支払いをできる人や投資に興味関心がある人が多い中高年の被害報告が多くなっていますが、若者もターゲットになる可能性は十分あると考えられます。。
☠危険人物(詐欺師)の特徴
安全にハロートークなどの国際交流アプリを楽しむにはどうしたらよいのでしょうか?
ここからは危険人物(詐欺師)の見分け方について解説します。
ずばりハロートークにいる危険人物の特徴は以下の通りです。
以下の特徴に複数当てはまる相手とは絶対に外部のアプリでやり取りをすべきではありません。
- プロフィールがほぼ空欄
- 登録してから数日以内
- タイムラインへの投稿が全くない。
- すぐLINEなど外部アプリでのやり取りに誘導する。
- 日本語を学びたいと言いつつ具体的な質問がない
それぞれの特徴についてもう少し詳しく解説します。
①プロフィールがほぼ空欄
詐欺師は言語交換をしたい訳ではないし、そもそも捨てアカを使っているためプロフィールを丁寧に埋めるという愚行はしません。
②登録してから数日以内
迷惑行為や詐欺行為をする人物はHTの運営から削除されるため、長続きしません。実際に私がやり取りしたアカウントも数日で違反行為で削除されていました。
③タイムラインへの投稿が全くない
詐欺師がわざわざ自分の情報をさらす必要はありません。また数日以内に削除されることが分かっているので、タイムラインへ投稿する人はいません。
④すぐLINEなどの外部アプリでのやりとりに誘導する。
HTではビジネスへの勧誘や個人情報の交換は原則禁止されています。そのためLINEやWhatappへの勧誘が常套手段となっています。
⑤日本語を学びたいと言いつつ具体的な質問がない
「日本語を学びたい」「日本に行きたい」という割に、「京都に行きたいがおすすめの観光地を教えてほしい」「敬語について学びたい」などの具体的な質問はありません。何故なら彼らの興味は日本ではなくお金だからです。

ハロートークでも注意喚起および強制退会を実施
ハロートークでは適宜詐欺師と思われるアカウントに関する注意喚起や強制退会を実施しています。こちらへ怪しいメッセージを送ってきたアカウントも数日後には運営から強制退会されていました。
もしメッセージやプロフィールを見て少しでも怪しいと感じたら安易に外部のアプリでやりとりをせずに数日様子を見ることをおすすめします。
ハロートークで楽しく言語交換を楽しむ方法
ここからは詐欺師ではなく信用できる人々と言語交換を楽しむ方法について説明します。いきなり知らないアカウントにメッセージを送るのが怖い人は以下の方法を試してみることをおすすめします。
方法① タイムラインの投稿にコメントをしてみる
タイムラインでは様々な人が日々の生活や学んだことを投稿しています。自分で投稿することはハードルが高いと思う人はまず見つけた投稿にコメントをすることをおすすめします。
また日本語で書かれた投稿について、添削機能を使って修正してあげると、喜ばれる場合もあります。
逆にこちらが英語や自分が学習した言語を使った投稿をすると、外国人からいいねがもらえたり、コメントをいただける可能性があります。
方法② ボイスルームに参加する
HTのグループ通話機能であるボイスルームへの参加もおすすめです。
ボイスルームは様々な人が言語交換目的で、例えば日本語と英語の言語交換であれば常に数個のトークルームが存在しているので、全く入れる場所がないということはほとんどありません。
テーマを決めずにフリートークを楽しむ部屋が多いですが、
また場合によってはHT公認の英語講師が授業の形でボイスルームを開催している場合もあるので、いきなり知らない人とグループ通話するのは怖いけど、英語学習に関心がある方はこちらに参加してもいいと思います。

無料版だと気まずい思いになるかも…
HTの無料版にはボイスルームの利用時間制限があります。無料版Zoomの時間制限のように一定時間経過するとボイスルームから突然追い出されてしまいます。
せっかくボイスルーム内で話が盛り上がっていたのに、突然部屋を抜ける形になってしますので、ボイスルームを続けた人は有料版を検討してもいいと思います。
まとめ
HTを始めてしばらくすると、今回紹介したような詐欺師からのメッセージは来なくなると思います。
HTに限らず他のSNSにおいても、怪しく思うメッセージやあまりにも都合が良すぎるメッセージは詐欺の可能性が高いため、今回紹介した方法を参考にしつつ冷静に対応していきましょう。
読者の皆様が楽しい国際交流ライフを送り信用できる人と友達になれることを願っています。


