英検の過去問題集を買うならどこがおすすめ?過去問題集3冊を徹底比較!【旺文社vs学研vs成美堂出版】

英検合格に向けて欠かせない勉強の一つとして「過去問」を解くことが挙げられます。

英検の過去問自体は公式サイトから1年分無料でダウンロードできますが、それ以前の問題を入手したい場合や詳しい解説を読みたい場合には基本的に過去問題集を購入する必要があります。

過去問題集を販売している出版社としては旺文社」が一番有名ですが、実は学研(Gakken)」や「成美堂」も同じく過去問題集を販売しています

過去問なんだからどこの本を使っても一緒でしょ」と思った方はちょっと待ってください!

実は同じ過去問題集でも、出版社によって解説の詳しさ過去問の解きやすさ大きな違いがあるのです。今回は各出版社から発売されている過去問題集の特徴を比較することで、あなたにおすすめの一冊を紹介します。

各出版社の過去問題集の特徴

旺文社(過去全6回問題集)

英検の対策と言えばやはり「旺文社」ではないでしょうか。特に過去問題集を購入したい人であれば旺文社一択と考えている人も多いと思います。

旺文社の過去問題集の一番の特徴は「内容がコンパクトにまとまっている」ことです。学研や成美堂出版の過去問題集と比較して本が薄いため持ち運びにも便利です。

解説は他の出版社と比較してシンプルになっています。内容としては語彙問題であれば正答と誤答の選択肢の日本語訳、長文問題やリスニングであれば日本語訳と語句の解説と正解の選択肢の根拠についての解説が掲載されています。

また「1級」に関しては残念ながら学研や成美堂出版では取り扱いがないため、事実上旺文社しか選択肢がありません

1級の受験者は他の級と比較して著しく少ないため、他の出版社は採算が取れないと判断したのかもしれません。

  • 過去問題集として王道
  • シンプルな解説
  • 1級の取り扱いは旺文社のみ

学研 (過去問題集)

学研といえば「ひとつひとつわかりやすく」シリーズや「ランク順英単語帳」が有名ですが、英検過去問についても5級~準1級まで取り扱っています。

学研の過去問題集の一番の特徴は「解説が非常に丁寧である」ことです。本はかなり分厚いですが、その分他の出版社よりも各設問を詳しく解説しています。

例えば語彙問題であれば、正解と誤答の選択肢の日本語訳に加えて、問題文に登場するその他の語句についてもピックアップしています。

長文問題やリスニングについても正解の根拠に加えて、不正解の選択肢が除外できる理由についても説明があるため、問題を間違えてしまった人でも納得がしやすい内容になっています。

なお学研の過去問題集は他の出版社と異なり「過去問5回分オリジナル予想問題集1回分」となっています。過去問ではなく予想問題にも挑戦したい人にはおすすめですが、純粋に過去問をできるだけ多く収集したい人にとっては都合が悪いと思います。

  • 解説が非常に丁寧である。
  • オリジナル予想問題が付いている。(その分過去問の収録数が少ない)
  • 問題集の前のページに付いている英検対策の解説が分かりやすい。

成美堂出版 (過去6回問題集)

成美堂出版は旺文社や学研と比較すると英検における知名度は低いですが、数学検定やその他の検定試験において多数の対策本や問題集を発売しています。

成美堂出版の一番の特徴は「過去問を解くときにストレスを感じにくい」ことです。

実際の過去問の紙面サイズと比較して、書籍の過去問題集は本のサイズが小さいためどうしても問題文の途中でページが途切れてしまうことがあります。

実際に旺文社や学研の過去問では長文問題の問題文や選択肢が1ページに収まらず途中で次のページに続いてしまっています。

特に準1級は長文問題の文章量や選択肢が他の級より長いため、問題を解くときに文章が途切れている箇所が多く、人にとっては問題を解いているときに余計なストレスを感じると思います。

一方で成美堂出版の過去問題集は設問がページを跨がないように上手に編集されており、実際の問題に近い状態で取り組むことができるように工夫されています
(下の写真の赤囲いの様に、設問自体がページを跨ぐことがないように余白が設けられている。)

その他紙面に適度な余白が設けられているため、過去問を解くときの快適性は成美堂出版が最も高くなっています。

解説は旺文社よりは読みやすい構成になっていますが、解説の内容については学研の方が充実しています。

また成美堂出版の過去問題集にはCDが付いているため、リスニングの音源をCDとして長期間保存しておきたい人にもおすすめです。

  • 過去問を解くときにストレスが少ない
  • CDが付いている
  • 解説は学研よりはあっさりしている。

結局どの出版社から過去問題集を買うべきか?

結論としては、受験者のニーズによってどの出版社から買うべきかという答えは変化します。

それぞれの出版社をおすすめしたい受験者は以下の通りになります。

旺文社 ⇒ 1級受験者・英検の参考書を旺文社で統一したい人

学研 ⇒ 英語に自信がない受験者・詳しい解説が欲しい人

成美堂出版 ⇒ ストレスなく過去問を解きたい人・音源CDが欲しい人

また下の表に各出版社の過去問題集の特徴をまとめましたので参考にしてください。

  旺文社 学研(Gakken) 成美堂出版
過去問収録数 6回分 5回分+予想問題 6回分
価格(2級/準1級) (2級)1870円
(準1級)2420円
(2級)1760円
(準1級)2310円
(2級)1760円
(準1級)2310円
取り扱い級 5級~1級 5級~準1級 5級~準1級
解説の充実性 シンプル
(正答の根拠+語句)
非常に丁寧
(誤答の理由など)
シンプル
(正答の根拠+語句)
過去問の構成 設問文の改行あり 設問文の改行あり 本番に近い

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