【英検1級】語彙問題(大問1)で高得点を目指すためのテクニック6選を解説!

英検1級合格を目指す時、単語学習は最も負担の大きい勉強の一つではないでしょうか?

今回はできるだけ効率よく高得点を取るためのコツを「試験前」と「試験本番」に分けて紹介します。

これらのコツはよくある「効率のよい英単語の暗記法」の解説ではありません。

試験本番で分からない単語を見つけても冷静に正しい選択肢を絞り込むためのテクニックが中心になっています。

正攻法では膨大な暗記量が必要です

語彙問題(大問1)で高得点(18問以上正解)を目指すにはどのくらいの単語を覚えればいいのでしょうか?

理論上、準1級レベルから追加で約3000語の単語と句動詞をきちんと暗記することが求められます。

「でた単」開発者によれば、ステージ1とステージ2に掲載されている3000語の単熟語を学習することで、過去問で18~21問正解できると公表しています。

ちなみに語彙対策で有名な英検1級単熟語EXの掲載語数は2950語となっています。

要領がよい方であれば3000語を1~2か月で覚えられる人もいますが、逆に半年以上かかる人も多いと予想されます。

そこまで時間を掛けられないよ!と思った方へ

ライティングや面接対策もあるのに、英単語の学習に時間を掛けたくない―

そう思われる方も多いのではないでしょうか?

最新の過去問の分析により判明した最短で少しでも高得点を獲るテクニックを6つ紹介します。

実際の過去問での出題例と照らし合わせることで本番で活用しやすい形にしてあります。

試験前の高得点テクニック3選

試験までまだ時間がある人は以下の内容を念頭に置いて勉強することをおススメします!

方法① 普段からコロケーションを重視する

有効度 ★★★★★(多くの問題で有効)
効率性 ★★☆☆☆(努力が必要)

語彙問題はコロケーションを覚えていれば一発で正解できる問題も少なくありません。

普段から例文を使って代表的なコロケーションに触れることで、単語の意味自体が曖昧でもコロケーションで正解できる問題もあります。

📝過去問での出題例

It was widely known that the government was ( ) with corruption. It is common for officials to demand money before performing even the simplest of services.
1 gaunt
2 meager
3 rife
4 virile

2025年度第2回 英検1級 大問1(3)

この問題の選択肢で後ろにwithが自然につながる単語rife(蔓延している)だけです。

rife with~ = ~が蔓延している」というコロケーションを覚えている人であれば即答できる出題でした。

実際に単語帳の例文を確認すると、rifeの後ろにはwithが付いていることが分かります。

方法② 5~20年前に出題された単語に注目

有効度 ★★★★★(多くの問題で有効)
効率性 ★★★☆☆(少し努力が必要)

英検1級では、過去1度も出題されていないにも関わらず、初登場で突然正解の選択肢になるケースは多くありません。

英検協会
英検協会

新参者がいきなり正解の選択肢になるのはあかんのだ!

正解になる単語の多くは、5~20年前の過去問に正解不正解問わず一度選択肢として出題されていた傾向にあります。

「でた単」で学習した上で、少し古い過去問の語彙問題にも手を出してみることで十分対策することが可能です。

方法③ 単語の2番目の意味を意識する

有効度 ★★☆☆☆(時々出題される)
効率性 ★★★☆☆(少し努力が必要)

攻略②で解説した単語以外に、ときどき初登場でいきなり正解になる単語も存在します。

そのような単語には以下のような特徴があります。(例外あり)

辞書の2番目の意味を知らないと正解できない
1級としては単語の難易度は低め(SVL9程度=9000語レベル)

この特徴に当てはまり今後出題される可能性のある単語を以下のリストにまとめました。

英単語意味①意味②過去問出題歴SVL(アルク)
hatch孵化する企てる2022-19
tartタルト(料理)辛辣な2023-19
rehearseリハーサルする詳しく述べる未登場9
apprehend逮捕する理解する
心配する
2021-1
(意味①で登場)
9
distill蒸留する~を抜き出す未登場9
internインターン抑留する未登場9
secular世俗的な永続的な1993-19

初登場の問題で戸惑うことの無いように一応抑えておきましょう!

📝過去問での出題例

The candidate’s campaign was undermined by the ( ) through persistent rumors and lies spread by her opponents.
1 buttressing
2 assassination
3 digression
4 coup

この問題は「assassination = 暗殺」とだけ覚えていると正解できない問題です。

辞書で実際に確認すると2番目の意味として「〔人の名誉・評判などの〕破壊、毀損」が掲載されています。

試験本番での高得点テクニック3選

続いて試験本番で使えるテクニックを過去問に基づき紹介します!

方法④ 接頭辞や接尾辞から選ぶ

有効度 ★★★☆☆(一部の問題で有効)
効率性 ★★★★★(すぐ取り組みやすい)

大学受験などの語彙問題でかなり有名なテクニックですが、英検1級でも効果を発揮します。

ベタな方法ではありますが、少なくても1問くらいはこの方法で正解できる可能性があります。

📝過去問での出題例

The bank’s high-tech safe-deposit boxes are thought to be ( ).
“We are 100 percent confident no one can break into the boxes to steal our customers’ valuables,” said the manager.
1 enervating
2 jarring
3 impregnable
4 precocious

この問題は impregnable(難攻不落の) の意味を知らなくても、im-(否定)+ -able(可能) という形から正解に辿り着ける設問です。

他の選択肢については、以下のように考えることで選択肢から除外することができます。
enervating ⇒ e(外へ)+nerve(気力)⇒ 気力を奪うような
precocious ⇒ pre(早い)⇒ 早熟な

接頭辞や接尾辞に関する知識を増やしたい方は以下の本がおススメです。

方法⑤ 一切見たことない単語は選択肢から外す

有効度 ★★★☆☆(一部の問題で有効)
効率性 ★★☆☆☆(少し努力が必要)

英検1級は、正解の単語と不正解の単語では難易度(頻出度)に大きな違いがあります。

以下のグラフはえいらく様により作成された英検1級の語彙問題の単語レベルをまとめたものです。

えいらく様 英検1級の英単語はSVL 12000語でカバーできるのか?より引用

グラフを見ると正解の単語は9000~13000語レベルに集中している傾向にあります。

一方で不正解の単語は17000語レベルあたりからも出現しています。

つまりある程度英検1級の語彙対策を行った人が、まったく未知の単語を見つけた場合、その選択肢は不正解である可能性が高いと推測できます。

方法⑥ 句動詞は前置詞が持つ意味から選ぶ

有効度 ★★★★☆(多くの句動詞の問題で有効)
効率性 ★★★★★(すぐ取り組みやすい)

句動詞は前置詞が持つコアイメージを駆使することで、選択肢を半分近く絞り込むことが可能です。

コアイメージとは「on = 物が床や壁の上に接して置いてある」というように前置詞が持つ基本的な性質のことです。

📝過去問での出題例

When unexpected problems ( ), it is important to remain calm and think logically about how to solve them.
1 fritter away
2 rip off
3 sound off
4 crop up

「問題が生じたときに冷静になってどのように解決するか論理的に考えることが重要」という趣旨の文章です。

選択肢を見ると「生じる」という意味に一番合う前置詞は”up“だと想像がつくと思います。

これによりたとえcrop upの意味が分からなくても正解できる可能性が高まります。

句動詞問題の攻略法はこちらの記事もおススメです。

攻略法を意識するだけで数点アップが可能!

準1級レベルから追加で3000語暗記する勉強は中々骨の折れる作業です。

今回したコツを駆使することで、少ない勉強量でも高得点を目指すことが現実的になるでしょう。

ただし英検1級の語彙は受験生を苦しめるための拷問器具ではなく、英字新聞や一定レベルの洋書では頻繁に登場する単語たちです。

これからも英語で教養のあるコンテンツに触れたいと考えている人は、テクニックは一旦置いておいて腰を据えて単語学習に取り組むこともコスパの悪い選択肢ではないと考えます。

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